《おまけ》オーストラリアのカード・アプリ生活が便利すぎる件について
日本でも近年キャッシュレス決済化が進んできていますが、
オーストラリアではキャッシュレス決済に関してはかなり先を行っています。
実際、私がシドニーで生活していて、紙幣や硬貨で支払いをした経験がほとんどありません。
たまに現金でないと支払えない店があるので、念のため財布の中には現金も入れていましたが、
ほぼ全てのお店がカード決済でOKです。
私は日本のクレジットカードと、オーストラリアで作ったデビットカードの2種類を使い分けて生活していました。
(前回の記事でNAB銀行で口座開設、銀行のカード受け取りの経験を書いていますので、ぜひご覧ください。
https://chan-a1.hatenablog.com/entry/2021/05/20/170500)
オーストラリアで作ったデビットカードとありますが、
現地の銀行で作ったキャッシュカードは、デビットカードの機能も兼ね備えています。
ちなみに、デビットカードとは、支払い時に口座から即時にお金が引き落とされるカードです。
自分の銀行口座にある金額以内の買い物しかできません。
クレジットカードと違い、分割払いやボーナス払いのような機能がないため、
大きな買い物をする際は少し不便かもしれません。
一方で、クレジットカードのように、使いすぎて口座引き落としの時にお金が足りない……
というようなことは起こらないので、無駄遣いをせずにいられる点では便利です。
先の支払いがないため、お金の管理がしやすく、私は割とデビットカードが好きでした。
さて、先程、日本のクレジットカードとオーストラリアのデビットカードを使い分けていると言いましたが、
私は日本とオーストラリアの為替レートを見ながら、どちらを使うか判断していました。
コロナが広まり始めた2020年3月頃は、1ドル65円ぐらいになったので、
ここぞとばかりに日本のクレジットカードで、洋服やロックダウン中に暇を潰すためのゲームなどを買い漁りました。
日々の買い物や、1ドル80円ぐらいになった時は、オーストラリアのデビットカードで支払っていました。
違う国のカードを持っているならば、為替レートを利用しない手はないですよね!
さてさて、タイトルで「オーストラリアのカード・アプリ生活が便利すぎる」と書きましたが、
いかに便利なのかは、ここからが本題です。
まず、カード決済は基本タッチ決済で可能です。
日本にはまだまだ、機械にIC部分を差し込んだり、暗証番号を入力したり……
といった手順を踏まなければならない場合が多いです。
オーストラリアではカードをかざすだけで支払いが済んだため、
私は日本帰国後、その癖が抜けず、レジ周りの機械にカードをタッチしまくって店員さんを困惑させたり、
あまりにも堂々とタッチ決済しようとするため、交通系ICカード等での支払いと間違えられたり、
その度に「シドニーでの支払いは一瞬で済んで便利だったなぁ」と思い返してしまいます。
かくいう私も、シドニーで生活を始めた当初は、タッチするだけで決済が完了するので、
もし、カードを落とした時に簡単に不正利用されてしまうのではないかと恐れていました。
ですが、そのあたりの対策もバッチリです。
日本のクレジットカードを落とした場合は、
そのクレジットカード会社に電話をして、カードの利用をすぐに止めてもらいますよね。
オーストラリアのキャッシュカード/デビットカードを落とした場合は、
カードと連携しているアプリから手続きを行います。
これはNAB銀行のアプリのホーム画面です。
ログインして下部のCardsを開くと、次の画面に移ります。
真ん中のBlock cardをオンにすると、連携しているカードの使用が制限されます。
なので、カードがないことに気づいたら、すぐにアプリから利用停止をすればOKです。
そして、このアプリですが、かなーーーーーり便利で、
オーストラリアで生活をする際は必須!!!!!なのです。
アプリで、口座間の送金もすぐに行えます。
例えば、家賃の支払いはアプリを使用して行う場合がほとんどです。
大家さんの口座番号を登録しておき、家賃の支払日にアプリを使って大家さんに送金するだけ。
一度送金した相手は、履歴に残るため、次回からの送金には口座番号の入力が不要です。
また、現地では職場の仲間や友人と一緒に外食する機会もたくさんあると思います。
その際にも、アプリがめちゃめちゃ便利です。
日本では割り勘をする時に、1人何千円ずつ現金を集めるのが主流ですが、
その作業がややこしかったり面倒ではありませんか。
オーストラリアの割り勘は、誰か1人が支払いをして、その人の口座に後から送金するだけなのです。
23ドルのような細かい支払いも、アプリなら簡単に行えます。
オーストラリアに来た日本人は、みんなこのアプリ割り勘の容易さに感動します!
その他、アプリから自分で貯蓄口座を作ることもでき、
私は給料の一部をその口座に貯めていました。
目標設定もできるので、旅行目的で金額を決めて活用していました。
(コロナのせいで旅行はできず、その憂さ晴らしの外食代で全て消え失せましたが……)
というように、いかがでしたか。
オーストラリアのカード・アプリ生活かなり便利ではありませんか。
友人の中には、Apple PayをNAB銀行口座と連携させて、
外出する時は基本財布を持たず、iPhoneだけ持って行くという人もいました。
そのくらいキャッシュレス決済が主流なので、日本もオーストラリアのようにならないかなと待ち望んでいます。